夏休みから来るようになった、小学生たち。

――あたしたちの顧問の先生は芝本先生っていいます。
ミニバスは、市内の小学生が対象なので、いくつかの学校の子がまざってやってます。
コーチは複数います。ミニバスの中でも、学年やレベルによって分かれてやってるので、
人数が必要なんですよね。芝本先生は、そんなコーチの中の１人でもあります。

ミニバスは毎週日曜日の朝９時から１２時頃までやっています。
あたしたちは、土曜は中学で練習しますが、日曜日は芝本先生に連れられて、
小学生と一緒にミニバスで練習することがほとんどです。

前にもかいたように、ミニバスは複数の学校の子がきています。
もちろん、あたしたちの卒業した学校からもきています。３つ下の弟もやっています。
当時６年生だった、亮太くん・すみとくん・さきちゃん・ゆいちゃん・まゆちゃんに、
５年生の弟・すみとくんの妹の、３年生のるなちゃん。
この子たちは夜バスにも来ています。

夜バスが終わって、みんなが帰る用意をしていたときのことです。
そこにいた芝本先生が、『お前ら夏休み部活来るか？』　と一言。
最初は意味がわかりませんでした。小学生が、部活？
それは、小学生が夏休みの間、あたしたち中学生に混じって一緒に練習せーへんか？
という意味でした。
バスケが大好きなその小学生たちは、『行く！！！』といって、次の日から
部活に来るようになりました。

はっきり言ってうちの部は人数が少ないので、人数が少しでも増えた方が練習はやりやすいです。
小学生はかわいい子たちばっかりなので、来てくれるのはすごく嬉しかったです。
夏休みの練習や、合同練習・練習試合にも顔を出してくれました。
試合の応援にも来てくれました。差し入れをもってきてくれたり・・・
しんどいけど、とても楽しい夏休みでした。
それからというもの、毎日休日の練習には来るようになりました。

６年生の５人の子がミニバスや小学校を卒業して、中学校に入ってきました。
ゆいちゃんは違う中学に行きましたが、夜バスとかでは一緒ですv(*'-^*)ｂぶいっ♪
うちの学校は男子バスケ部がないので、亮太くんやすみとくんは違う部に入ります。
さきちゃんやまゆちゃんはバスケ部として一緒にがんばっていこーね♪
小学生はみんなすごく仲良くって、これがバラバラになってしまうのは
すごく寂しいです。でも、夜バスで一緒やし信頼しあってるし、本当にバラバラになってしまうわけではありません。
全員よくがんばったと思います。これからもバスケを続けてd(゜ー゜*)ネッ!

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